2018 September
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最近お気に入りのご近所のワインバー。フランスの地図にワインの産地と名前が 載ったカードを見ながらオーナーに相談しつつ、その日の気分でグラス ワイン が楽しめる。 ワインは好きだけれど全く通ではない私にはありがたいお店。いろいろ教えて頂 くのも楽しく、チーズやお料理との組み合わせのお話も興味深い。地図 のよう な素敵なワインリスト。 |
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真っ白な空間が好きな私のアパルトマンは「白いキューブ」をイメージして私が デザインしたインテリア。天井いっぱいまで壁と同じ様に作った収納に はこの 白い梯子で登る。真っ白な空間に真っ白な梯子・・・天窓からふり注ぐ光がキラ キラと美しい午後。 |
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パリの初秋の味覚、ミラベルは黄金色の小粒のプラム、日本では西洋スモモと呼 ばれているよう。時期が短いのでフランス人はジャムやコンポートにし て保存 したり蒸留酒にしたり。その昔、友人の別荘のお庭で実ったミラベルをカゴいっ ぱいに頂いた。その馥郁とした上品な甘さに感激してそれ以来こ の季節を楽し みにしている。 |
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東京から戻るとヴァカンス明けということもあって昼に夜に友人に会う日が続 く。お土産はお煎餅や和のスィーツを少しずつ詰め合わせて差し上げるの が私 のお気に入り。慣れない味のものをたくさん貰ってもお困りになることもあると 思い、少し大げさに言えば「文化のお裾分け」の気分で。普段 から可愛ら しい和風の箱を取って置くおばあちゃんのような私。箱を開けて「これは何?」 と好奇心いっぱいの友人の顔を思い浮かべながら詰め合わせ を作るのも楽しい 時間。 |
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パリのカフェのインテリアはカウンターやランプ、昔からあるクラシックな定番 が幾つもある。古きよき時代の雰囲気が今も残っているのはこんなディ テール によるのかも知れない。ワインバーやビストロに昔からあるこの葡萄のランプ、 アームの部分が葡萄のツルのようで何とも可愛らしい。刷りガラ スで出来た葡 萄の粒もいろいろな色がありまるで本物の葡萄のよう。母は葡萄の形が大好きで、さま ざまな「葡萄グッズ」を集めていた事を思い出す。 |
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9月に入るとマルシェには秋の果物が並ぶ。桃や無花果はさまざまな種類があっ て面白い。PECHE PLATE(ペッシェプラ)は直訳すると「平 たい 桃」、初めて見たときには本当に驚いた。もちろん丸い桃もあるけれどこの平た い桃は果肉が厚くてとても美味しい。無花果は牡蠣のように等級が あって果物 とは思えない値段のものもある。宝石のようなこの無花果、小さくても濃厚な味 わいはさすが・・・。フランス人は桃を皮ごと食べる事にも 驚く! |
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グラフィックデザイナーの友人御夫妻のお宅にお招き頂く。いつも素晴らしいお 料理はもちろん、テーブルセッティングもとても楽しみ。今晩はヴァカ ンス明 けらしく別荘のお庭で摘んだミラベルのタルトをデザートに、とナプキンリング の代わりにミラベルの葉があしらわれている。ナプキンはお母様 から譲り受け たモノと、ご家族の歴史もテーブルに。 |
乗り換えのアムステルダム、スキポール空港。いくらお花の国、チューリップの 国とはいえ国際空港で生花を売っているのにはいつも驚く。ヨーロッパ 内の ショートフライトならともかく10時間以上ものフライトの間、花瓶があるわけ でもないし座席でどうするのだろう?同じく驚くのは「種の専門 店」があるこ と。忙しい移動の途中に植物やお野菜の「種」を買う気持ちの余裕はないけれ ど・・・。 |
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パリから戻ると日本はすっかり秋の気配、出発した日は猛暑日だったことが信じ られない。義母から届いた秋の果物、梨と桃、そして頂いた葡萄、どれ も美し くまるでオブジェのよう。野趣溢れるフランス産も美味しいけれど、端正な日本 産には敵わない?正に端正の意味である「お行儀や姿が整ってい て立派なこ と、乱れた所がなく見事なこと。」がぴったりな「深窓のお嬢様」のような果物 達・・・。 |
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帰国すると留守の間にお世話になった方々へお礼状を添えてささやかなお土産を お送りする。お土産を選ぶのも楽しいけれど、パッケージもその旅にち なんだ ものを使いたいので旅の間にそんなグッズも集めておく。今回はベネツィア・ビ エンナーレの会場で見つけた傘袋、長いので帯のように巻いても 素敵なパッ ケージングに。皆さんが喜んで下さいますように・・・。 |
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久しぶりに軽井沢に来ると我が家のお庭もすっかり秋、鮮やかな紫のトリカブト が一面に咲く。根が猛毒とは信じられない美しいお花。名前がわからな いお花 を見つけて図鑑で調べるのも軽井沢の朝のお楽しみ。 |
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某建設会社の会長様から頂く満願寺唐辛子とピーマン、ザルに盛ると採れたての 瑞々しい匂いが広がる。一つとして同じ形はなく何だか芸術的・・・。 早速刻 んで干ししいたけと併せてみりんで炒り煮、素敵な常備菜になる。 |
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今シーズンはスキーもブーツももう一組ずつ欲しい・・・。高校生の頃はスキー ばかりしていたので全て4組くらい持っていて、シーズンの初めにはま るで引 越しのような大荷物で出かけていた。今は宅急便があるのでスキー場で受け取れ るなんて夢のよう!スキーブーツは調整も微妙、シーズン前にプ ロの方に調整 して頂く。 |
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フランス人の友人は八橋をすっかり気に入ったようで、明日の朝もう一度食べら れるようにお土産を包む。皆に「おばあちゃんみたい」と言われている けれ ど、取っておいた和風の空き箱にきれいに詰めて差し上げるととても喜んで下さ る。まさにおばあちゃんのような私・・・。 |